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ちょっと長めの独り言

八色の波(高山一実「お金がずっと増え続ける投資のメソッド」感想)

FXの口座を開設したところ無料でもらえました。
ササッと読めた。以下感想です。


・手法としてはトラリピで扱われているやり方だと思う。トラリピはFXだけどこの本では金を扱っている。
・金を採用されてて現在進行形でトラリピFXで死んでいる私の心にクリティカルでした。円高つらい。
・「金はインフレ資産でいつかは上がる」と紹介されてて、「行ったり来たりする」はずの為替で円高により死んでいる私としては本当にいつか上がるのか?みたいな疑いの気持ちしかない。金がいつか上がるのか、っていうより円はいつか安くなるのかな…
高山一実さんは2016年から始めているので、今ごろかなり資産が大きくなっているのでは。
・「1日10分で200万円が1億円に!」って帯に書いてあるんですけどこれは「年利20%で25年運用」のことを言っているのか? これは投資手法の話というよりは設定した年利の問題では?(マーケティングのうえで仕方ないのかもしれないけど…)
・高山さんのお母さんのエピソードとか、ちょっと辛くなってしまった。貧しい環境で苦労した話に弱い。高山さんは芸能人で一山あてたうえで運用で大きく膨らまし、お母さんに何不自由ない暮らしをさせてあげてくれ…
・気になってググってみたら高山さんはAKB現役で頑張っておられる。いいですねーーー! 頑張っている若者は応援したい! これからAKBの推し聞かれたら高山さんって答えるね! これからも芸能活動と資産運用頑張ってください!

から紅の日々(椎名うみ「青野くんに触りたいから死にたい」7巻感想)

漫画の新刊とかはいつもTwitterから発売日情報を仕入れていたのですが、最近オタク垢からちょっと離れておりまして、入手が遅れましてね。青野くんに触りたいから死にたいの新刊。
7巻もとても面白かったです…。本当に期待を裏切らない。以下感想です。










・マンションのワンルームバツ印のついた扉。この夢の世界?の雰囲気が相変わらずめちゃめちゃ好き。
・ありえたかもしれない幸せな未来やめてくれ〜!泣いちゃうからさ〜!
・青野くんは死んじゃってるからその幸せな未来は訪れないんだよ…ウッ…
・訪れないことを知ってるので抱きしめあっておかえりを連呼するシーンで泣いちゃうんだよな…優里ちゃんも青野くんも無意識に知ってるんだね…
・お風呂に一緒に入ろうとするシーン、すぐ「確かにそっか…?」ってなってる優里ちゃん流されやすすぎて心配です
・「恥ずかしいから後ろから脱がせてください…」ゆっ優里ちゃん〜〜〜〜!?!?!?!?
青野くんに触りたいから死にたい、エロスとタナトスの話なのでそこにエロがあるのは必然ですね…電車で読むのははばかられる漫画だね…
・幸せすぎて泣いている…
・幸せな日常やめてくれ〜!自転車で2人乗りしてコンビニに行く何気ない幸せな日常〜!!
・エロは必然(2回目)
・溢れかえる花
・こういうディティールとかモチーフとか世界観とかがめっちゃ好きですこの漫画…
・有り得ないと分かっている幸せな風景、切ない
愛する人を食べる行為、私なんかは世代的に歪みの国のアリスを思い出しちゃうんだよな。でも黒青野くんの食べる行為はもっと直接的な行為な気もしている。
・以前は青野くんと黒青野くんは全く別の個体だと思ってたんだけど、だんだん青野くんと黒青野くんの境目がなくなってきてて、優里ちゃんをかじりとったのはただのお腹の空いた青野くんに見えるんだよな。
・「どんな君になってもキスをされると嬉しい」の見開きのページ、あまりに美しすぎませんか?
・「痛かったの」は優里ちゃんにとっての気づきで、今まで青野くんのことを(黒青野くん含め)受け入れてきた優里ちゃんの変化…だよね…。
刈谷家のお役目気になる
・そして既にお役目をいただいている優里ちゃん…
・大翔と蒼太の何気ない幸せな日常見せるのやめなって言ってるじゃん? 幼い子たちの笑顔がさあ…辛いんだよ…。大翔と蒼太めっちゃいい兄弟じゃん…いい兄弟じゃん…。
・みんなでごはんを食べれたらいいなって笑う蒼太を見るとさあ…私もう歳だからさあ…泣いちゃうんだよな…
・蒼太にも大翔にもこれ以上何も背負わせないであげてくれ
・エピローグの蒼太が悲しすぎる…誰もいない街をひとりぼっちでみんなを探し回る蒼太…今後蒼太は救われるんですか? なんか救われない気配がビンビンに漂ってませんか? 頼むよちっちゃい子には幸せであってほしいんじゃ…。

7巻も面白かったです。私は優里ちゃんのことをはちゃめちゃに信頼しており、ひいては作者さんのこともはちゃめちゃに信頼しているので、このあとどう転ぼうとも優里ちゃんは優里ちゃんの道を歩いていってくれると思う。次巻も楽しみです。

痛がりたい(「1番売れてる株の雑誌zaiが作った株入門上級編」感想)

やっと読み終わりました。買ってから半年くらいですかね。結婚してから本当に読書の時間が減った気がする。多分Twitterしすぎなんですよね…。
以下感想です。


・株、改めて勉強しようと思ったら結構難しかったです。株始めて10年近く経つけど今まで「何となく」で売買してたのでね。というかそれで利益上げれるくらいには地合いが良かったんですよね。
・ここには「下落トレンドでは買うな」になってて、私はわりと下落局面で買うことが多くって、それって今までのやり方を変えていかなきゃならないんだけど、難しい。難しいです。
・内容は面白かった。ただ、これを実践して、利益を出せるのか?って考えると私には難しいかもな〜という感じです。チャートで買うのは多分私には難しい…。
・例として取り上げられているチャートが有名企業ばかりなので普通に読み物として面白い。
・財務諸表の読み方が勉強になる。
・今本を読み返して内容まとめようかと思ったんですけど、やっぱり基本的な内容は頭に入れておいた上で、売買の基準はやっぱり私なりの基準で判断するのが1番いいのでは?それなら失敗しても納得できるし?って思いました。
・ただし今までIR読まずに買ってたので、読んだ上で売買の判断をできる程度の知識はあるべき。財務諸表も読んでいこうね。
・例えば今円高だし長期的に円高トレンドは続きそうだと思ってるんだけど、じゃあ為替を理由に輸入品中心の商社や小売の株を買えるか?って言われると私には買えないんですよ。でも、知識があって困ることは無いのでそういう意味では有用な本。
・ちなみに今ってずっと景気拡大局面なんですか? どうなん?

総じて大変勉強になる本でしたありがとうございました!

恋すてふ(漫画「鬼滅の刃」感想)

読みました。世間を騒がせていた、いや今も騒がせている鬼滅の刃

面白かったです。以下感想です。

そしてコミックス既刊分のネタバレありです。本誌分は把握しておりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はかつて週刊少年ジャンプ本誌を毎週購入していたオタク女なんですけど、ちょうど毎週購入していた時期に鬼滅が連載開始したんですよね。パラ見くらいだったけど、ねずこちゃんかわいいなって思っていた。たぶん汽車編(?)が始まる前くらいまで読んで、そのまま私はジャンプを卒業したんですよ。

世間で鬼滅の刃がバズったのは連載がはじまってかなり時間が経った後だった気がする。そのころ週刊少年ジャンプを卒業した私はジャンプSQに移行していた。(ワールドトリガーを追った結果です。)

鬼滅の刃が小学生に人気って聞いた時は「あんな渋い漫画が小学生にウケるんだな…」って意外に思っていたんですよ。それだけ。

 

先日実家に帰ったところ、鬼滅の刃が全巻そろっていました。

一気読みでした。ええ。面白いね。

面白いけどみんな死んでいく。ハリーポッターの7巻か?ってくらいみんな死んでいく。順番にみんな死んでいく。死ななかったらむしろ「死なないの!?」っておどろいちゃう。

ツイッターで「鬼滅の刃はほぼ全てのキャラクターが喪中なのでお正月コラボは無理がある」ってつぶやきが流れていったけどほんとそれ。

 

しのぶさんが好きです。あんなの好きになっちゃうの仕方ないでしょ。小柄で華奢で気が強くて、厳しくて優しくてお姉さんみたいでお母さんみたい。筋力はないけど柱になれるくらい強くて、でもあんな形で戦って、勝利した姿を見ちゃったらさ…。上弦の弐の気持ちもわかるよ。好きになっちゃうよ。

 

鬼滅の刃ってジャンルとしては忠臣蔵に近いと思うんですよ。

彼らは戦いに負ければ死に、そして戦いに勝っても遠くない死ぬことは運命づけられている。

それでも戦うんですよね。死を前提とした、光り輝くような散り際、その一瞬に魅せられている。


やはり私の中のジャンルとしては忠臣蔵である。まじで 世の小学生たちはどんな気持ちでこの漫画を読んでいるんだろうなあ。大変興味深いしお話も面白かったです。

黄昏のほとり(映画「インセプション」感想)

映画「TENET」を観てクリストファー・ノーランづいてる。面白かったので勢いそのままTSUTAYAで「インセプション」借りて観ました。
こちらも大変面白かったです。
以下ネタバレありの感想です。














・ストーリーめっちゃ好きだった。私好み。
渡辺謙、最初にちょっとだけ出るゲストキャラ的な扱いかと思ったら超メインキャラクターだった。
・名前独特だよね。コブ、アリアドネ、モルとか。神話ベース? 好きです。
・最後、視聴者に結論を委ねる形式なの基本的に好きではないんですけど、ストーリーがとても好みだったので許す。あと監督曰く「そこが夢か現実かが重要なのではなく、コブがコマが倒れるかどうかを見届けず子供たちの元にむかったのが大事」ってことなので全て許した。そっか…コブはもうここで生きていくことを決めたんだ…。
・アーサーとアリアドネいい感じじゃないですか?
・アーサー仕事人って感じで好きです。
・夢に潜ったら訓練された無意識の防衛機構が襲ってくるってめっちゃ胸熱な設定。少年の心が燃え上がる。
・TENETも最高だったんですけどインセプションも最高です。TENETはあれなんですよね、映像と音が最高でストーリーは今ひとつわかってないまま視聴したんですよね。ところがインセプションはストーリーが完全に理解できる。嬉しい。ストーリー理解できるの嬉しい。

いい映画でした。クリストファー・ノーラン好きです。オススメです。

花は紅(映画「TENET」感想)

見ました「TENET」。大変面白かったです。
以下めっちゃネタバレありの感想です。














・「ストーリーが難解」って聞いてたんですけどストーリー1ミリも理解できなくても映像と音が最高すぎるので全く問題ない。
・音がとにかく最高で爆発音やら銃声音やらがめちゃめちゃ良い。かっこいい。見るだけで爽快。(ストーリーは別に爽快ではない。)
・ストーリーは完全にBLでした。
・嘘です。いやでも広義のBLと言っても過言ではないよね…?
・彼を守って死ぬことを運命づけられた男、それってつまり「運命の人」でしょ…
・悲恋エンドBL(死ネタ注意)じゃん…
・なんかこんなネタにしてるけど普通にめっちゃ面白いのでみんな見てくれ。ちょっと私の中であの2人がクリティカルだっただけです。
・あとクリティカルだったのは夫婦ですね。セイターは結構奥さん好きっぽくて、殺されかけても始末しなかったり殴るだけで息の根止めなかったり許しちゃったり対応甘々だったんだけど、キャットは最初から最後まで殺意に満ち溢れていたの、セイターちょっと可哀想だったな。セイター多分キャットのこと普通に奥さんとして好きだったんじゃないかな。ラストもキャットとイチャイチャできると思ってウキウキしてたところをキャットに撃ち殺されちゃってな…可哀想だったな…。
・ニールハチャメチャにイケメンですよね? ずっと目の保養だった。
・キャットもハチャメチャに美しかったな。持て余したような長い手足とカリカリに細い体、首が長くてデコルテが綺麗だった。あと個人的に彫りが深くてちょっとエラが張っててるのめちゃめちゃ魅力的だと思う。
・ループものってよくあるけど時間逆走はあんまり見ない気がする。逆行と順行で挟み撃ちにするのは初めて見た。
・主人公が逆行して前半のシーンの伏線回収するのいいね
・セイターがキャットのこと普通に愛していたとすれば「自分の最大の罪は子供をもうけたことだ」っていってたの悲しいよな。未来に子供が生きることになることをわかって子供をもうけた罪。でもそれってキャットのことを愛した結果だし、そのせいでキャットと息子を離そうとしてるならさ…やっぱりセイター嫌いになれないな…
・セイター、世界を滅ぼす理由が「自分も死ぬから」なの卑近すぎて面白いや



単純にエンターテイメントとして最高に面白いし、今ならなんとコロナ対策で映画館の席ひとつ飛ばしでしか座れないんですよ。これってどういうことかわかります? そう、自分の目の前の席が空席なんです! 画面が死ぬほど見やすい! 最高! 映画館に行くなら今しかない! 早く!みんな早く映画館へ行くんだ!

繰り返しになりますがTENETは映画館で見ると5倍くらい楽しめる映画だと思います。おすすめ。

翡翠の盃(映画「アイ・アム・サム」感想)

アイ・アム・サム」もオススメされて観た映画。以下感想です。















・幼女がとにかくかわいい。
・幼女がとにかくかわいい。
・私は何となく映画「ジョーカー」と重ね合わせて見てて、ジョーカーはなぜサムになれなかったんだろうな。
・親の愛…とか思ったけどサムは親出てこなかったよね。ジョーカーは母親はいたけれども、それは彼が求めた愛ではなかった。
・サムの友人コミュニティはあたたかだった。ジョーカーの職場コミュニティはあたたかではなかった。小人族の彼だけが純粋だった。
・サムがたまたまあたたかなコミュニティを運良獲得できただけな気もするし、でもそれはサム自身があたたかな人だったからという気もする。結局ジョーカーの人となりの問題というか。違うだろうか。ジョーカーにサムのような友人たちがいたら、また別の未来もあったかもなあ。
・弁護士がサムのこと好きになっちゃう展開はさすがにご都合すぎるのでは??って思います。

短いけど以上!