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ちょっと長めの独り言

奥山月仁「物語で読む世界一やさしい株の本」感想(産休日記16日目)

読みました。これも楽天証券の無料キャンペーン。楽天証券強い。
以下印象に残ったところまとめ。


・エナフンさんのお宅の梨の木にまつわるあれこれをもとに株の解説をするもの。わ、わかりやすい…!
・定期貯金との比較。→金利と株価の関係の説明(金利が上がると株価が下がる)
・情報が古い感じはする。株は100株単位でまとめ売りとか。今は1株ずつ売買してる人も多いよね。
・梨がなるときとならなくなったとき(切り倒して材木として売るとき)の両方の値段の検討が必要。→会社が利益を生まなくなったときは株価=解散価値となる。解散価値はイコール純資産ではなく、例えば工場などは帳簿上大きな資産だが、実際売るときはめっちゃ買い叩かれる。
・解散価値が明らかに収益価値を上回る時は株価=解散価値となる。
・未来のことはわからないので、「わからない分」としてリスクプレミアを加える。
・クック商人の考え方は、今取引されている会社の値段を、その会社の儲けで割って、何年で元が取れるかという考え方。これがper。株価は一株あたりで考えるので、PER=株価÷一株当たり利益。PERは大体15年〜20年が妥当。と言われているが例外多い。
・PERは株価と一株当たり利益しか比較されておらず、近未来の予想やリスクプレミア、金利などが考慮されていないので問題も多い。
・PERにも二種類あり、上記の実績ベースのPERのほか、予想PERもある。(近未来の一株当たり利益を使用)
・優秀な経営者に代わったら、近未来の一株当たり利益↑で株価↑。
・今の株価が高いか安いかの判断根拠として、収益価値や解散価値の説明をしたが、実際に株価を決定するのは需要と供給の関係。理論は根拠、決定は需給。
・株価が理論どおりに決定するなら、不当な水準に達している株は皆無のはず。しかし、株価は理論を根拠にしながらも最終的には需給で決まるので、需給でどんどん動いていく。
・リスクプレミアを考えた上で、それでも割安だと判断できたときに購入する。(バリュー投資)
・割安かつ業績が上向いている株を探すのがバリュー投資成功の秘訣。


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