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ちょっと長めの独り言

赤澤晃「正しく知ろう子どものアトピー性皮膚炎」感想(産休日記13日目)

読みました。以下まとめ。

アトピー性皮膚炎は誰でもなる可能性があり、きっかけはドライスキン。ドライスキンにならないようスキンケア大事。
・赤ちゃんの時は口の周りにワセリンを塗っておくと良い
・夏は汗と紫外線に注意。
・冬は乾燥に気をつける。特にエアコン。加湿器を使うならカビに注意。
アトピービジネスに近づかない。
アトピー性皮膚炎とは「長く続く湿疹」。
・皮膚が乾燥しており、かゆみがある、乳児湿疹を繰り返す、2歳未満は特定の食べ物を食べた時に現れる、などの特徴。
・赤子は顔や頭にブツブツ、耳たぶの付け根にカサカサやジクジク。
幼児、学童期は顔から首、ひじの内側、膝の裏側。
・長く続くとかたくゴワゴワした湿疹になり、全身に広がることがある。
・冬は乾燥で悪化、夏は汗でジクジクしたりとびひになったりする。
アトピー性皮膚炎の診断がされるのは赤ちゃんで2ヶ月以上、子供で6ヶ月以上症状が続くとき。大事なのは診断がつく前から治療を始めること。
・アレルギーマーチ。アレルギーの病気は合併することが多く、赤ちゃん時代に食物アレルギー、3歳でアトピー性皮膚炎、小学校で喘息になるということがよくある。
・今の20歳以下の日本人は、成人するまでにほとんどがアレルギー体質になる(スイッチを持つ人が95%)。花粉、ダニ、ホコリ、カビなど。
・増えたのは環境が綺麗になったため。現代病と言われ、先進国に多い。
・アレルギーの血液検査で何に対して抗体を持っているかは分かるが、今何に対して発症しているかは分からない。また成長段階によって変わる。
・食物除去は正確な診断のもと、必要最低限で行う。
・(ダニ対策)布団は干して乾燥させる。干したあとは掃除機。カーテンはこまめに洗濯。
・(カビ対策)トイレ、お風呂はマメに掃除し換気する。エアコンはこまめにフィルター掃除。
・アレルギーの90%はダニ。寝具、じゅうたんのダニ対策ができれば、家のダニはかなり減らせる。
・ダニは湿気を好むので布団はしっかり乾燥。干して叩いたら掃除機。アレルゲンは洗うと落ちるので丸洗いできる布団がオススメ。防ダニカバーをかけるのも効果あり。
・親の悩みとして多いのが、子供がかゆがって子供も自分も寝られないこと。まずは最初の2ヶ月頑張る。子供は1〜2週間で症状がなくなることが多い。


読んでみて思ったけど、アレルギーを防ぐのってめちゃくちゃ大変だな。っていうかアレルギーは何かしら発症すると思っておいたほうがいいくらいでは。私自身もハウスダストのアレルギー持ちで、大人になってからは症状が出なくなったけど、昔は咳が止まらなくて大変だった。そして親も大変だっただろうなと思う。
ちょっと情報が古そうなのが気になるけど(2010年発行)、今のうちに読んでおいてよかった。そして子がアトピー性皮膚炎になったらまた読みます。