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ちょっと長めの独り言

金と銀(映画「クリード2」感想)

鑑賞しました。クリード2。以下感想です。





2っていうものはどうしても1には及ばないよねって言いながら見に行ったんだけど、やっぱり1の方が面白かった。仕方がないよねぇ。
やっぱり成り上がりの物語の方が見てて爽快感があるし、その方がボクシングという題材と相乗効果がでる気がする。とてもアドレナリンが出る。
なんか、「最後は主人公が勝つんだろう」という心構えで見る場合、今回のような再戦形式はあんまり盛り上がらないのかも。最後に勝つことが前提なので、最初の試合は負けるんだろうなっていうのが分かってしまうんだよねえ。
別にそれがダメってことじゃない。最後に勝つのが分かっているので安心して見られる。水戸黄門的な面白さ。
あと人間ドラマ的な部分もあって面白かった。ロッキーの老い。家族のような絆。聴力に障害がある娘。ライバルの親子。母の言葉。
クリードのお母さん、「私を理由にしないで」とか「彼はもう大人よ」(=だからあなた自身で決めなさい)って言ってたのが強いなあと思いました。
あと娘。想定外の妊娠、自分の障害が遺伝するのではないかという不安、そして聴力検査の結果、「愛せるか」と聞くロッキー、「そんなの分からない」と返すクリード。つら。。なんか自分の子供も障害を持って生まれてくる可能性全然あると思うし、そういう視点で見ると結構辛かった。
あと制作にお金かかってるな〜って感じの場面が多くて楽しかった。最後の試合の入場シーンとか。やっぱり華やかな画面は見ているだけで楽しい。

まあまあ良かったです。
あと最後まで謎だったんだけどロッキーはどうやってロシア行ったの? 長距離フライト無理って言ってなかった? 電車でモスクワ行ったの???