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ちょっと長めの独り言

羊と鋼の森

宮下奈都「羊と鋼の森」読みました。あまりにタイトルが素敵なのでそのまま記事タイトルに。

・「羊と鋼の森」とはピアノのこと。羊の毛のフェルトでできたハンマーが鋼の弦をたたく。
・和音のピアノは銀色にすんだ森に道が伸びていくような音。そのずっと奥で、若いエゾシカが跳ねるのが見える。そんなこんな比喩がすごくきれいな小説。

ピアノの物語ってよくあるけど(のだめとか)、調律師の話は新鮮。
ちょうど全日本音楽コンクールの番組も放映していて楽しかった。