2018-01-02 羊と鋼の森 宮下奈都「羊と鋼の森」読みました。あまりにタイトルが素敵なのでそのまま記事タイトルに。・「羊と鋼の森」とはピアノのこと。羊の毛のフェルトでできたハンマーが鋼の弦をたたく。 ・和音のピアノは銀色にすんだ森に道が伸びていくような音。そのずっと奥で、若いエゾシカが跳ねるのが見える。そんなこんな比喩がすごくきれいな小説。ピアノの物語ってよくあるけど(のだめとか)、調律師の話は新鮮。 ちょうど全日本音楽コンクールの番組も放映していて楽しかった。