レコード

ちょっと長めの独り言

(井上太郎「我が友モーツァルト」感想)

読みました。「我が友モーツァルト」、多分母が数十年前に購入し家の本棚にずっと置かれていた本。
以下感想です。

モーツァルトの人物像はそこまで驚きはない。FGOアマデウスと近い。サリエリも登場するのでFGOプレイヤーは楽しく読めると思う。
・死んでから手紙とか私信とかプライベートな部分を大衆に公開されるの辛くない?私なら辛い。化けて出る。
・「うんこうんこ」みたいな手紙はまだしも性の部分を赤裸々に書いた手紙とか…私なら化けて出る…
フリーメイソンなのは知らなかった。
・プライド高いイメージもなかったので驚き。
・「魔笛」に関するエピソードが多かったので魔笛鑑賞したくなった。
・話は戻るけど、歴史に残る人になると恥ずかしい手紙とかが公開されるの辛くないですか。死人に個人の尊厳とかないんだろうか。
・以前、横浜ヌード展で、ターナー死後にターナーのエロ絵が発見された時、遺産管理人が彼の名誉を守るためにほとんど処分したってエピソードがあったんですよ。それ聞いた時は「なんてもったいない…!」と思ったんだけど、遺産管理人の「彼の名誉を守りたい」という目的からすればある意味ではその行動は正解だったのかもしれない。あと私がターナーだったら遺産管理人にめちゃくちゃ感謝していると思う。

本としてはそれほど面白くなかったけど、いろんな角度から楽しめました。

汝を如何せん(Fate/GO「人智統合帝国SIN」感想)

クリアしました。FGO2部3章。
以下、大変なネタバレです。










・シナリオが虚淵玄だと公表されていて、ド鬱シナリオを覚悟してたら幸せな虚淵玄だった…良かった…。
・実は2部の1章や2章より感動が少なかった。2部は構成上どうしても「行き止まりの世界」を旅することになるので、主人公(やマシュ)の葛藤やエンディングの迎え方がどうしても似たりよったりになってしまうんだろう。
もちろんその定められた枠組みの中でどうやって世界を描くかがシナリオライターの腕の見せどころなんだろう。でも正直なところ「前も似たような展開見たな…」って思ってしまった。
バーサーカー、いい役だったね。かがやいていた。
・コヤンスカヤちゃんの中華風立ち絵がめちゃくちゃめちゃくちゃかわいい。とにかくめちゃくちゃかわいい。好き。
始皇帝の口調がお茶目で全然憎めない。
・中国史全然分からないマンなので、項羽がどういう人物なのか分からないまま読んでしまったのがもったいなかったなあ。三国志も分からないので「馬だな」っていう感想しかなかった。
Fateシリーズのいいところって、プレイヤー人口が多いのですごくたくさんの、そして幅広い考察が読めるんですよ。今回も始皇帝ギルガメッシュの対比とか読めて楽しかった。

それは恋ではなく(映画「ボヘミアン・ラプソディ」感想)

見ました…。今話題のボヘミアン・ラプソディ。最高でした…。

もう映画の素晴らしさを伝える感想は世の中に溢れてると思うんです。なので、以下は私の心に強烈に残ったフレディとメアリーの関係について書きたい。

フレディとメアリー、すごくエモい関係だった。クラブで出会って、付き合ってるあいだすごく素敵な雰囲気だったんだ…。朝、身だしなみを整えるメアリーを見ながらフレディが「すごく綺麗だ」って呟いたりして。プロポーズのシーンもすごくよかった。
だからフレディがゲイであることを告白するシーンは辛かった。フレディがバイであるって言ったのに、メアリーーは「いいえ、あなたはゲイよ」って言うんだよね…。メアリーは感覚として「恋人として愛されていない」っていうのがあったのかな。
でもフレディにとって特別な人には変わりないんだよ。メアリーはフレディがゲイだってわかって結婚指輪を外そうとするんだけど、フレディが「待ってくれ、その指輪は一生外さないって約束したじゃないか」って言うんだよね…。フレディにとってメアリーは恋人としての愛ではないかもしれないけど、唯一無二の人なんだよ…。

フレディとメアリーは別れた後も隣同士の家で、夜になったら窓際のランプで合図を送り合うんだよ。このシーン、ドリカムの「テールランプ5回でアイシテルのサイン」を思い出した。

フレディのライブでメアリーが彼氏連れて来た時、フレディが固まってしまったのが辛かった…。メアリーは恋人じゃなかったけど、フレディにとって大切な人、代わりのない人だったんですよね。そんなメアリーに、大切な人、おそらくフレディよりも大切に思う人ができた。そんな衝撃。
それはポールと一緒に住んでいた家にメアリーが来てくれたシーンでも同じようなつらみを感じた。メアリーが妊娠したことを告げた時、「うそだろう?」って反応を思わずしてしまったフレディ。最低の反応だと思うけど、気持ちはわかるんだ…。クイーンのメンバーは、みなそれぞれ妻や子供、家族を持っている。自分にだけは家族はいない。メンバーはクイーンの皆は家族だと言うけど、そう言いながら本当の家族を持っている。そういう引け目?虚しさ?を感じながらソロでレコーディングする中で現れたメアリーは救いの女神のように見えて、けれど彼女にも本当の家族ができたことが「妊娠してる」の一言で分かってしまったんだ。メアリー、君も僕を置いていくのかい。

結局彼女の言葉がクイーン再集結のきっかけになる。フレディの周りには、クイーンメンバー、恋人が集まり、エイズに犯された身体で残された人生を幸せに生きていくんだ。

この恋人関係じゃない男女の関係がとても好きで…。フレディにとってメアリーは恋人じゃないけど、友人というには彼女はあまりにも特別で、この関係はどう言い表したらいいのかな〜と思ってたら劇中でフレディが言ってくれました。「運命の人」。運命の人ですよ。なんて的確な表現…。
あと他に的確な表現知ってる。こういうの「尊い」って言うんだよ。

見てる最中は「ポールクソだな…」って思ってたんだけど、なんか全部ポールのせいみたいにされてポールも可哀想だなって思った。

あ〜〜〜フレディとメアリーの関係が見れただけで本当に価値のある映画だった…。それプラス映画も最高なので。クイーン、リアルタイムでは聞いてないので、あっこの曲ってそんな風に作られたんか〜〜〜!という驚きがある。ウィーウィルロックユーとか。Another One Bites the Dustとか。もちろんボヘミアン・ラプソディも!
見たあと絶対カラオケ行きたくなると思います。私もヒトカラしてきた。

命の導火線(南雲吉則「50歳を越えても30代に見える生き方」感想)

久しぶりに本を読んだ。

医療系の本は難しいです。正しい説なのか、トンデモ本なのか、素人には判断がなかなかしづらいよー。これがトンデモ本の場合は誰か教えてください。
以下感想というか記憶に残ったことまとめ。

細胞分裂の回数には限りがあるので、どうやってその回数を無駄に消費しないか、ということを一冊を通して解説しているのだと思う。
・厄年には根拠がある。女性は30代が鬼門。老化の始まりであると同時に乳がん、子宮がんの好発年齢。
・寿命は細胞の染色体の端にあるテロメアで決まる。テロメアは複製されないので細胞分裂のたびにすり減る。テロメアがなくなった時点で自然死(アポトーシス)となる。
・とにかく炎症がだめ。細胞分裂によって修復されるから。
・花粉症の治し方も書いてあったんですけどこれは正直どうなんだ?という印象。花粉を口呼吸による経口摂取で克服。最終的に「かゆみは存在しない」というイメトレ(?)をする。
・「よく生きるためには死ぬことを考える。死を覚悟して1日を感謝して生きる」これはよい。

最後、絶対ゴボウ茶の通販サイトへの誘導があると思って読んでたんですけど特になかった。びっくりです

運命の人(SIU「神之塔」感想)

xoyで読みました。「神之塔」。公開されてる分全話。めちゃめちゃ面白かったしめちゃめちゃ時間かかりました。
彼は 私の大切な時間を あっという間に奪っていきました

以下ネタバレです。








めちゃめちゃ面白かったしこれからも追って読み続けたいとは思ってるんですけど、私の推しがね、ラヘルなんですよねー…。もうラヘル推しには辛い未来しか見えない…。
じゃあ推し変すれば?って話も当然あるんだろうけど、推しって運命なんですよ。これから辛い展開が待っているからといって、そう易々と推し変…できないんだ…。私がエンドロシやユリ姫推しなら安心して追えるんだけどさあ…。
鉄道に乗ったあたりから、ラヘルに関しては明確に「ブサイクに書こう」としている作者の意図が見えて、それも辛い。なんかそれまでは実は彼女はいい人だったルートもありえた気がするんだけど、最近の展開ではそれもなさそうなんだよなあ…。
もうラヘルが幸せになれる道は厳しいと思うので、せめて彼女が信念を貫いて後悔のない人生を送れることを祈るばかりです。同じラヘル推しの人、一緒に強く生きていこうな。

あともう1人の推しはアナクなんですけど、最近の話ではまじで全然出てこない。つらい。

あっここまできてアレなんですけど神之塔めちゃめちゃ面白いしまさかの無料なのでみんな読むといいよ。

リンガ・フランカ(東村アキコ「偽装不倫」感想)

東村アキコの「偽装不倫」が私の心にクリティカル。致命傷です。もうさーーーー無理。
以下ただひたすらに「偽装不倫」の良さを書き散らかす感想です。

・主人公のことカンパネルラって呼ぶんだよ。もうそういうの無理。アラサーのオタクなので無理。夢見がち乙女チック高齢女子なので無理。
・「どこにいるのカンパネルラ 大事な指輪はここだよ 早く取りにおいで」
・なんか男の子が難病っぽいのも乙女チック高齢女子のツボを的確に押さえに来てる
・「ここからうちまで歩いて15分 今日は天気がいいから 途中のカフェで美味しいコーヒーとケーキを買って 僕の部屋のバルコニーで食べよう うちにおいでカンパネルラ」
・歌詞ですか? 作詞家なの?


東村アキコさん、東京タラレバ娘はわりと婚活諦め女子を叱咤してる感じがあったんですけど、今作はさーーーーメルヘン高齢婚活女子が「婚活辞めて王子様と結ばれよう♡」って感じじゃない?
なので婚活中の女子は覚悟を決めてから読まれるべし。そうでない方はとりあえず今から読むのが良いのではないかと思います…。

偽装不倫, List1 | XOY

幕内バラエティセット(佐藤優「牙を研げ」感想)

読み終わりました。以下感想です。

・いかにも教養本!という感じ。講義の書き起こし版。個人的に講義の書き起こし版の本があんまり得意ではないのでイマイチ。
・あと教養本なので仕方ないんですけど、手広くカバーしました感が拭えなくて残念。佐藤さんの本
はワントピックでそこからひたすら深く、そして周辺分野に話題を広げていくのが好きなので…。
・おそらく出世する人向けの講義なので、最初の章とか全然ピンと来なかったのも楽しめなかった原因かも。
・基本的にピンと来ない話題は2次元を投影して読むので、読みながら「ロマニ・アーキマンという管理職は大変だなあ」と思いながら読んだ。
・相変わらず佐藤さんの国際ニュース解説が勉強になる。今回はキューバでのローマ教皇ロシア正教会のトップ会談の件。これは東西教会和解ではなく、大変政治的なもの。ウクライナのユニエイト協会(見た目は正教会、実質カトリックプーチンはこの教会を活動させたくない)についてはお互い静かにしましょう、その代わりイスラム国に向けて団結しましょう、という会談だった。

次は1つのテーマで書かれた佐藤さんの本が読みたいな。出来れば対談系。