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ちょっと長めの独り言

運命の人(SIU「神之塔」感想)

xoyで読みました。「神之塔」。公開されてる分全話。めちゃめちゃ面白かったしめちゃめちゃ時間かかりました。
彼は 私の大切な時間を あっという間に奪っていきました

以下ネタバレです。








めちゃめちゃ面白かったしこれからも追って読み続けたいとは思ってるんですけど、私の推しがね、ラヘルなんですよねー…。もうラヘル推しには辛い未来しか見えない…。
じゃあ推し変すれば?って話も当然あるんだろうけど、推しって運命なんですよ。これから辛い展開が待っているからといって、そう易々と推し変…できないんだ…。私がエンドロシやユリ姫推しなら安心して追えるんだけどさあ…。
鉄道に乗ったあたりから、ラヘルに関しては明確に「ブサイクに書こう」としている作者の意図が見えて、それも辛い。なんかそれまでは実は彼女はいい人だったルートもありえた気がするんだけど、最近の展開ではそれもなさそうなんだよなあ…。
もうラヘルが幸せになれる道は厳しいと思うので、せめて彼女が信念を貫いて後悔のない人生を送れることを祈るばかりです。同じラヘル推しの人、一緒に強く生きていこうな。

あともう1人の推しはアナクなんですけど、最近の話ではまじで全然出てこない。つらい。

あっここまできてアレなんですけど神之塔めちゃめちゃ面白いしまさかの無料なのでみんな読むといいよ。

リンガ・フランカ(東村アキコ「偽装不倫」感想)

東村アキコの「偽装不倫」が私の心にクリティカル。致命傷です。もうさーーーー無理。
以下ただひたすらに「偽装不倫」の良さを書き散らかす感想です。

・主人公のことカンパネルラって呼ぶんだよ。もうそういうの無理。アラサーのオタクなので無理。夢見がち乙女チック高齢女子なので無理。
・「どこにいるのカンパネルラ 大事な指輪はここだよ 早く取りにおいで」
・なんか男の子が難病っぽいのも乙女チック高齢女子のツボを的確に押さえに来てる
・「ここからうちまで歩いて15分 今日は天気がいいから 途中のカフェで美味しいコーヒーとケーキを買って 僕の部屋のバルコニーで食べよう うちにおいでカンパネルラ」
・歌詞ですか? 作詞家なの?


東村アキコさん、東京タラレバ娘はわりと婚活諦め女子を叱咤してる感じがあったんですけど、今作はさーーーーメルヘン高齢婚活女子が「婚活辞めて王子様と結ばれよう♡」って感じじゃない?
なので婚活中の女子は覚悟を決めてから読まれるべし。そうでない方はとりあえず今から読むのが良いのではないかと思います…。

偽装不倫, List1 | XOY

幕内バラエティセット(佐藤優「牙を研げ」感想)

読み終わりました。以下感想です。

・いかにも教養本!という感じ。講義の書き起こし版。個人的に講義の書き起こし版の本があんまり得意ではないのでイマイチ。
・あと教養本なので仕方ないんですけど、手広くカバーしました感が拭えなくて残念。佐藤さんの本
はワントピックでそこからひたすら深く、そして周辺分野に話題を広げていくのが好きなので…。
・おそらく出世する人向けの講義なので、最初の章とか全然ピンと来なかったのも楽しめなかった原因かも。
・基本的にピンと来ない話題は2次元を投影して読むので、読みながら「ロマニ・アーキマンという管理職は大変だなあ」と思いながら読んだ。
・相変わらず佐藤さんの国際ニュース解説が勉強になる。今回はキューバでのローマ教皇ロシア正教会のトップ会談の件。これは東西教会和解ではなく、大変政治的なもの。ウクライナのユニエイト協会(見た目は正教会、実質カトリックプーチンはこの教会を活動させたくない)についてはお互い静かにしましょう、その代わりイスラム国に向けて団結しましょう、という会談だった。

次は1つのテーマで書かれた佐藤さんの本が読みたいな。出来れば対談系。

冬が来る前に(林 景一「アイルランドを知れば日本がわかる」感想)

読みました。面白かったです。以下感想。

アイルランド小ネタ集っぽい感じでとても取っつきやすい。
ケルトビリー・ザ・キッドが出てきて「FGOだな…」と思った。
アメリカとの関係が密接なのは正直全く知らなかった。勉強になる。
・移民としてアメリカに渡り、社会的階層が低く兵士とかボクシングとか体ひとつでやっていく分野で力を伸ばしていくアイルランド人。その文脈でのビリー・ザ・キッド
・イギリスへの感情が巨大すぎる。アイルランドから見ればクロムウェルは悪魔。
・私はアイルランドに関してほぼほぼイメージがなく、この本はとても面白く読めた。「アイルランドってなんぞや?」レベルのひとが読んでも全然楽しめると思う。おすすめ。

さよならする夢(十市社「ゴースト≠ノイズ」感想)

読み終わりました。以下大変なネタバレなので注意です。









私の中で期待値コントロール失敗した作品。
はてなブログの書籍レビュー記事で絶賛されてて、めっちゃワクワクして読んだんですけど、面白くないわけではないと思うんですけど、期待したほどではなかったというのが正直な感想です。。。
特に、レビューから叙述トリックっぽい感じかな〜というのが想定できてしまって、結果最後のどんでん返しも想定内になってしまったんですよね。
あと親がクズすぎて…。こんな親世の中にはいない!とか言うつもりは全然ないんですけど、この親2人と丸山に関してはストーリーの都合上悪者役を押し付けられてしまった感が拭えなくてちょっと可哀想かなと思う。

結論、ミステリーはレビュー読まない方がいい。

戦うものの歌が聞こえるか(パオロ・マッツァリーノ「つっこみ力」感想)

「つっこみ力」読みました。

えっ…面白くない…。
タイトルが「つっこみ力」なのに全然面白くない…。。。
というか読み手は馬鹿だと思われてない? とりあえず政治家と大学教授をディスっておけば喜ぶと思われてない????
多分講演を書き起こしたものだと思うんですけど、文字で読むと本当に合わなかった。「住宅ローンの制度を変えれば自殺が減る」って話しか覚えてない。(でも石造りのヨーロッパの住宅と違い、日本の木造住宅を資産と見るのはまあ難しいのでは?って思ってしまう。)

多分会場で直接講演を聞けばまた違った感想だろうなと思う。本の感想としては「う~ん」。

けぶる庭(横浜美術館モネ展感想)

横浜美術館モネ展行ってきましたので感想。

・モネの作品よかった〜! モネの目に映った空気を描くから、色彩と光を残して輪郭を失った景色。
・モネは寂しくて暖かいイメージ。「税官吏の小屋、荒れた海」は荒れた海のはずなのに海がすごくきらきら輝いていて、希望の光に見えた。「セーヌ川の日没、冬」も雪解けの冷たいセーヌ川なんだけど、色調のせいか柔らかい印象。
・1番好きだったのは「霧の中の太陽」。私はこれが圧倒的に好きだった〜。モネの試行錯誤の末の霧の風景。
・「バラの小道の家」は私が近眼なので「わかる〜メガネ外すとこんな世界見える〜」と思ってしまった。輪郭が抜け落ちた色の洪水。
・モネの睡蓮シリーズも好きなんですけど、私はやっぱりあのスモーキーピンクの作品が好き。桃色と薄紫色の煙に包まれたような景色。
・企画展で好きなのは、現代の作品も見れること。正直現代美術あんまりわかんないのでとても楽しい。普通に眺めると理解できない作品でも、「モネ」というとっかかりがあることで親しみやすくなっている。
・今回の推し作家さんは根岸芳郎さん。柔らかく美しく包む色。優しい。ここに住みたい。
この作品、普段なら素通りするタイプの絵なんですけど、展示会で マーク・ロスコのコーナーのあと、 モーリス・ルイスの絵の横に置いてあったので、趣旨が理解出来て足を止めて…そして好きになった…

横浜美術館、ヌード展に続いて2回目の訪問だったんですけど、すっかり好きになってしまった。また行きます。