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ちょっと長めの独り言

ドーナツホール(劉 慈欣「三体3 死神永生」感想)

ついに読み終わりました。三体シリーズ。本当に面白かったね…。

以下感想です。ネタバレ配慮全くされていません。

 

 

 

 

 

 

 

 

三体シリーズ、全体的に厨二心みたいなものをめっちゃ刺激するんですよね…。

単語がね…かっこいいんですよ…。いやこの超名作を読んでその感想!?ってなるんですけどかっこいいんです。

で、反物質とかダークマターとか出てくるんですけど、私の知識としてはですね、ラノベとかゲームでなんか聞いたことあるわーくらいの知識しかないんですけど、それだと話についていけないので調べながら読み進めるんですよね。そこに知らない世界があったんですよ。

普段はユーチューブで調べものってほとんどしないんですけど、宇宙関係は分かりやすい動画が多くてめっちゃ活用させていただいた。


www.youtube.com

反物質について。

 


www.youtube.com

重力について。

基本的に日本科学情報さんの動画はNHKっぽい雰囲気で好き。あとはコペルのゆっくり科学館とかも面白かった。

最近のユーチューブってすごいのねと改めて思いました。

 

暗黒森林攻撃、物理的な、たとえば大爆発みたいなものだとばかり思っていたので、2次元化攻撃は想像もつかなかった。

物語の終盤、冥王星から絵画とかを運び出して、でも程心たちが乗っている宇宙船は光速を超えられるということが明かされて、「あ、そういう感じで終わるんだな」と思ったんですよ。程心たちの旅はこれから始まる、みたいな終わり方。

全然違いましたね。そこから二転三転でした。特に、研究者の男性と出会ってからは、もうこれからの人類が生きていくための星を探しに行くんだと思ったんですよ。で、雲天明がやってくるじゃないですか。ついに再開、と思ったところでのまさかのブラックホールですよ。しかもブラックホールから出たら1800万年経過してた。そんな展開ある!? すごすぎる。そして最後は小宇宙に滞在したままでいれば宇宙の終わりと始まりを迎えられる、おそらく10次元の楽園にたどり着けるけど、小宇宙の存在により宇宙全体の質量が不足しこのままでは宇宙は収縮されない、だから小宇宙を去って厳しい環境の星で生きる…。

すごすぎる。そんな話ある??

とにかく面白かったです。本当に読んでよかったなあ。また読み返したいですね。