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ちょっと長めの独り言

夜間飛行(月村了衛「土漠の花」感想)

読み終わりました。このミスで知って、書評サイトでも評判のよかった本作。
以下ネタバレです。










・舞台がソマリアっていうのがいい。以前読んだ「謎の独立国家ソマリランド」を思い出しながら読んだ。いや〜あの本で読んだイメージと全然違う。夢のハッピー麻薬ランドじゃない。
・氏族とかやってたなあ。族長の力が強くて、羊とラクダで解決とか。もう1回読み直そうかなあ。
・お話はハラハラドキドキアクションムービーみたいな感じ。ページを捲らせる力があるのであっという間に読み終われる。
・映画のザ・コアみたいに順番に死んでいって最後主人公とヒロインの2人しか残らないかと思った。複数人残ってよかった。
・アスキラ、戦う美しい女性なのが良いです。女性がお荷物扱いじゃないのがいい。
合気道、よく小説に出てくるけど本当に実践で使える? かじった身としては合気道が活躍してて嬉しいけどなんか違和感がある。自衛隊レベルなら実践でも通用するんだろうか。
・新開…。好きだ。なんで死んでしまったんだ。同じく梶谷も好きだったので死んでしまって悲しい。いや小説にこんなこと言っても仕方がないんですけど。

あっという間に読み終われる小説だった。面白かったです。