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ちょっと長めの独り言

鎮魂(井上太郎「我が友モーツァルト」感想)

読みました。「我が友モーツァルト」、多分母が数十年前に購入し家の本棚にずっと置かれていた本。
以下感想です。

モーツァルトの人物像はそこまで驚きはない。FGOアマデウスと近い。サリエリも登場するのでFGOプレイヤーは楽しく読めると思う。
・死んでから手紙とか私信とかプライベートな部分を大衆に公開されるの辛くない?私なら辛い。化けて出る。
・「うんこうんこ」みたいな手紙はまだしも性の部分を赤裸々に書いた手紙とか…私なら化けて出る…
フリーメイソンなのは知らなかった。
・プライド高いイメージもなかったので驚き。
・「魔笛」に関するエピソードが多かったので魔笛鑑賞したくなった。
・話は戻るけど、歴史に残る人になると恥ずかしい手紙とかが公開されるの辛くないですか。死人に個人の尊厳とかないんだろうか。
・以前、横浜ヌード展で、ターナー死後にターナーのエロ絵が発見された時、遺産管理人が彼の名誉を守るためにほとんど処分したってエピソードがあったんですよ。それ聞いた時は「なんてもったいない…!」と思ったんだけど、遺産管理人の「彼の名誉を守りたい」という目的からすればある意味ではその行動は正解だったのかもしれない。あと私がターナーだったら遺産管理人にめちゃくちゃ感謝していると思う。

本としてはそれほど面白くなかったけど、いろんな角度から楽しめました。