読み終わりました。以下感想です。
・いかにも教養本!という感じ。講義の書き起こし版。個人的に講義の書き起こし版の本があんまり得意ではないのでイマイチ。
・あと教養本なので仕方ないんですけど、手広くカバーしました感が拭えなくて残念。佐藤さんの本
はワントピックでそこからひたすら深く、そして周辺分野に話題を広げていくのが好きなので…。
・おそらく出世する人向けの講義なので、最初の章とか全然ピンと来なかったのも楽しめなかった原因かも。
・基本的にピンと来ない話題は2次元を投影して読むので、読みながら「ロマニ・アーキマンという管理職は大変だなあ」と思いながら読んだ。
・相変わらず佐藤さんの国際ニュース解説が勉強になる。今回はキューバでのローマ教皇とロシア正教会のトップ会談の件。これは東西教会和解ではなく、大変政治的なもの。ウクライナのユニエイト協会(見た目は正教会、実質カトリック。プーチンはこの教会を活動させたくない)についてはお互い静かにしましょう、その代わりイスラム国に向けて団結しましょう、という会談だった。
次は1つのテーマで書かれた佐藤さんの本が読みたいな。出来れば対談系。