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ちょっと長めの独り言

かわいさ余って(恩田陸「失われた地図」感想)

恩田陸「失われた地図」 を読んだ。

恩田陸の小説って大好きなんですけど、どうしたの??っていうくらいおもしろくなかった…! びっくりしてしまったよ…!

不思議な力(風を読む力)を持った人々が、「グンカ」という異界のモノと戦うファンタジー。
主人公の遼平と鮎観は、「グンカ」が異界から現れる「裂け目」を閉じるため各地を回っている。

んだけど、特にワクワクドキドキ感がないのが残念…。出てくる人たちのキャラクターも妙に薄っぺら、というか個性個性しすぎてラノベのような印象。
最後に出てくる、幼い俊平が大量の弾丸を吐き出すエピソードは良かった。今後の俊平のお話に期待。(シリーズモノですよね?)

あと、鮎観っていう名前がすごく好き。素敵。

恩田陸だから期待してしまっていた~!この残念感を解消するために面白い恩田陸の本を読みたい~!