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ちょっと長めの独り言

空と海の青(ダンケルク感想)

今話題の映画「ダンケルク」見てきました。クリストファー・ノーラン監督だけれども残念ながら私はあんまり詳しくない。遠い昔にバットマンを見たくらい。

見終わったあと驚いたのは、自分の中に感動が残らないこと。すごく不思議な気分だった。

記憶に残ったのは、ヨーロッパの街並みと、美しい、青い海と白い浜辺。それに不釣り合いな、浜辺にい並ぶおびただしい数の兵士。迫り来るような、はりつめた音楽。弾丸の音。パイロットが操縦席から見下ろす海の青。
冷たい海水。黒い海。口の中に残る塩辛さ。息苦しさ。

あとは圧倒的な孤独。所属する隊の兵士はみんな死んだ。「友だち」はフランス人だった。生き抜かなければいけない孤独、みたいなものをずっと感じていた。

ストーリーは、後半の救出劇やら新聞の件やらで感動的なはずなんだけど、心に残るのは、苦しさとつらさ、映像と音楽の美しさだった。

この見るのであれば映画館がいい、と思った。