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ちょっと長めの独り言

ココロオドル(冲方丁「天地明察」感想)

忙しい。忙しいんです最近。
まず、青の祓魔師の新刊発売忘れてて慌てて購入。あと待ちに待ったワールドトリガー新刊発売(芦原先生からだ大事にしてください…)。ワートリ公式Twitterからの爆弾投下。そして生まれて初めてジャニーズに興味を持つ(ハマってない、ハマってないです)。極めつけはFGO新章配信ですよ。
あとちょくちょくクリムト展が日曜美術館に登場とかお見合い大作戦とか美女と野獣とかアラジンとかあって。大変なんですよ!

そんな中、冲方丁天地明察」読んだので感想です。

・まずめちゃめちゃ面白かった。2019年小説部門ナンバーワンかもしれない。
暦を作るとかお堅いテーマで、ベースは史実なんだけど、なんだこれラノベか?ってくらいの読みやすさ。キャラ立ち凄くないですか。最近学んだんですけど、ぐいぐい読ませる力=リーダビリティっていうんですね。リーダビリティすごい。
なんかもう怒涛の展開なんですよね。特に前半、出来事はなんというか日常的な事なんですけど、主人公(=読者)としてはものすごい事件の連続。絵馬を一瞬で解く男との出会い、えんに対する淡い感情、関への出題、そして病題。
ここまで全く小説の主題たる暦の話が出ないんですけど、この時点でものすごく面白いんですよ。すごい。

・読んでてヒカルの碁読みたくなった。サイってもしかして本因坊道策だったんだっけ。昔読んだのに忘れちゃったなー。そして初手天元! これ絶対勝てないんじゃなかった? あと碁盤を星空に例えるのもヒカルの碁であったなって。懐かしい。

・一緒に星空観測に行く書道家のおじいちゃんと医者のおじちゃん、めちゃめちゃめちゃめちゃすき。

とにかく面白かった! なんでもいいから面白い小説読みたい!って人におすすめしたい。