レコード

ちょっと長めの独り言

年金制度についての所感

2週間ほど前にTwitterで年金制度の破綻についてバズっていた。バスの震源と思われる「高齢社会における資産形成・管理報告書」をチラ見したので、年金制度に対する所感を記録したかったのだけど、適切な媒体が思い浮かばずこのブログに書いておくことにする。

「高齢社会における資産形成・管理報告書」にはまあそやなと思う程度のことしか書いてなくて、Twitterであれほどバズったのが不思議だった。
年金、なんであんなに叩かれるのか考えた結果、「広報の仕方がまずいのでは?」というのが私の中での結論。
年金、「払った分が返ってくる」制度という認識の人が多すぎるのでは? そういう制度じゃないよ〜という広報をもっとやっていったらいいのでは?

年金、「私が払ったお金を今の高齢者に年金として横流ししている」制度なんですよね。いや正確には全然違うんですけど。とにかく「払った分が返ってくる制度」では無い。
むしろ「払った分が返ってくる制度」のほうが私たちにとっては厳しいと思うんですけど、「年金返せ!」の主張の人たちはそれでもいいと思っているんだろうか。

「払った分が返ってくる制度」が厳しいという話。
今の制度ベースで計算すると、私が生涯で払うお金は17000円×12ヶ月×40年で合計800万円ちょっと。
で、65歳から年金支給開始で、1年あたり80万円の年金を受け取り続けると、もし仮に「払った分が返ってくる制度」であった場合、75歳で年金支払いが終了するんですよね。
厳しくない? 私多分85歳とかまで全然生きそうだし、運良く90歳まで生きたらマジ死亡じゃない? 一体いくらの貯金が必要なんだ。75歳~90歳を無収入で貯金を切り崩しながら生きる独り身老女、厳しすぎじゃない?
まあ貯金がある程度あればいいのかもしれないけど、90歳まで生きる予定でそのスケジュール感で貯金切り崩してたのに、うっかり100歳まで生きようものなら、収入ゼロ貯金ゼロ10年間を生きる私が誕生してしまう。辛い。

こういう辛い状況を回避するために年金制度があると思っている。年金制度があればうっかり120歳まで生きても一定額の年金貰えるからね。
今後の世代はもう年金貰えない!って主張をよく見るけど、個人レベルで見れば「払った分より多く年金を貰える」可能性は全然あるよねえ。まあこれからの支給額がどうなるかわかんないけど、120歳まで生きれば全然払った分より多く貰えるんじゃないかと思う。
でもまあこれは、その受け取る年金の額で文化的な生活が送れるか?っていうのとは別の話なんだけどね。

まあ何かというと、年金制度って「若いうちに一定額を払っておけば、老人になってから寿命を迎えるまで、永遠に一定額を貰い続けられる制度」なんですよ。なんかそういう制度なんですよってことをもっと広報したらよいのでは。

もちろん制度としては正直きついと思う。今後の道として以下の案のどれかとかどうかな〜と思ってる。
・年金保険料徴収を税金扱いとし、年金は生活保護制度に近いセーフティネットとする。
ベーシックインカム導入。(年金が貰えなくても生きていけるようになる)
安楽死制度導入。(自分がいつ死ぬかわかる、思ったほど貯金出来なかったら生活出来なくなる前に人生終了できる)

個人的に安楽死制度導入はかなりありえる未来なんじゃないかと思っていて。安楽死制度が導入されればさ〜貯金を計画的に使って死ねるしさ〜介護で家族に負担をかけないしさ〜社会保障費も節約できるんでしょ。ね。私、制度導入されたら真面目に検討したいと思ってるよ。今のところ87歳くらいがいいなと思ってる。