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ちょっと長めの独り言

けぶる庭(横浜美術館モネ展感想)

横浜美術館モネ展行ってきましたので感想。

・モネの作品よかった〜! モネの目に映った空気を描くから、色彩と光を残して輪郭を失った景色。
・モネは寂しくて暖かいイメージ。「税官吏の小屋、荒れた海」は荒れた海のはずなのに海がすごくきらきら輝いていて、希望の光に見えた。「セーヌ川の日没、冬」も雪解けの冷たいセーヌ川なんだけど、色調のせいか柔らかい印象。
・1番好きだったのは「霧の中の太陽」。私はこれが圧倒的に好きだった〜。モネの試行錯誤の末の霧の風景。
・「バラの小道の家」は私が近眼なので「わかる〜メガネ外すとこんな世界見える〜」と思ってしまった。輪郭が抜け落ちた色の洪水。
・モネの睡蓮シリーズも好きなんですけど、私はやっぱりあのスモーキーピンクの作品が好き。桃色と薄紫色の煙に包まれたような景色。
・企画展で好きなのは、現代の作品も見れること。正直現代美術あんまりわかんないのでとても楽しい。普通に眺めると理解できない作品でも、「モネ」というとっかかりがあることで親しみやすくなっている。
・今回の推し作家さんは根岸芳郎さん。柔らかく美しく包む色。優しい。ここに住みたい。
この作品、普段なら素通りするタイプの絵なんですけど、展示会で マーク・ロスコのコーナーのあと、 モーリス・ルイスの絵の横に置いてあったので、趣旨が理解出来て足を止めて…そして好きになった…

横浜美術館、ヌード展に続いて2回目の訪問だったんですけど、すっかり好きになってしまった。また行きます。