読み終わりましたマルコム・グラッドウェル。印象に残ったこと。
・IQが高いほど成功するわけではない。研究の世界ではある程度までのIQは必要条件だが、一定のIQ以降は属人的な性質に成功が左右される。アインシュタインのIQは135。
・プロのラグビー選手はほとんどが1月など早い時期に生まれている。小学校で比較的体が大きいため、上のレベルのチームに入りやすく、そのまま質のいい練習を続けてプロになる。
・10000時間の練習をすれば、本物になれる。短くて4年ほど。
・同じIQが高い人でも、成功するか否かは環境による。IQ195で牧場を経営する男。
・ビル・ゲイツは、 生まれた時期がよかった。また、チャンスを掴むときにコンピューターに習熟していたという運のよさだった。
・わずかなアドバンテージ(生まれた時期、年)が将来を左右する
・天才になるためには10000時間のトレーニングが必要。8時間×4年ほど。
などなど。巻末の勝間和代の解説、まとまっててとても分かりやすい。本書の内容から「子供の貧困」に触れているのもなるほどなあと思った。